FX自動売買は、自分であれこれ操作をせずともシステムがルールに沿った売買を自動でしてくれるものです。
しかし自動で売買してくれるからといって、ほったらかしにしておいてもいいものなのでしょうか。
ほったらかす前にしておくこと
いくらシステムが自動売買をしてくれるからといって、なんのルールも定めずに売買を始めてもお金を稼ぐどころか減らしてしまうばかりです。
自動売買に使われるシステムはそれぞれが得意とする戦略プログラムに従って売買を行うため、自分で相場画面とにらめっこをしながら売買の機会をうかがう必要がなく、相場の急激な変動にも動じることなく機械的に対処してくれます。
しかしシステムに任せる前にまず最低限、自分でしっかりと売買を行うにあたってのルールを定めておく必要があります。
それは、いくら稼ぐかという目標を定めることと、ロスカットやレバレッジの設定をしっかりとしておくということです。
この点をおさえておかないと、資産運用どころか破産の可能性すら出てくるのです。こればかりは、システムに頼りきりというわけにもいきません。
なぜルールが重要なのか
システムは自動で売買を繰り返しますが、売買のたびに必ず利益が出るとは限りません。
ときには損失を出すこともありますし、売買の回数が多ければ多いほどその可能性が高くなります。
そのため、自分の定めた目標額を無理なくこなせる運用を心がけるべきです。
というのも、自動売買は一度に大きな利益を上げるというよりもこつこつと利益を積み重ねていくシステムだからです。
無理にロットを増やしたりレバレッジを上げると1度の損失でそれまでの利益が飛んでしまうこともありますし、ロスカットの基準を甘くしたせいで本来失わずに済んだはずのお金まで失うことにもなりかねません。
せっかくシステムが自動で売買をしてくれるのですから、ほったらかしにしておいても心配がないよう1回の売買で大きな額が動かないようなルールを定めておくのが良いでしょう。
ほったらかせるルールづくりを
FX自動売買は、自分では冷静な対処が難しい局面でも機械的に処理してくれる強みがあります。
この強みを活かすためにも、ほったらかしにしていても売買が気にならない、負担の少ないルール作りが大切なのです。
ほったらかしにしておいて久しぶりに資金を見たら増えていた、くらいの余裕を持った売買を心がけましょう。
この記事へのコメントはありません。