アフィリエイトを始めようと思ってASPに登録しようとしたとき、「審査に落ちたらどうしよう」「記事数が少なくても登録できるの?」と不安になる方もいるのではないでしょうか。
実は、アフィリエイトでいう「ASPの審査」には、大きく分けて2種類あります。
- ASPに会員登録するときの審査
- ASPに登録した後、個別の広告案件に提携申請するときの審査
この2つは審査する相手も目的も異なります。また、ASPによって会員登録時の審査の有無や条件も違います。
この記事でわかること
- ASPの「会員登録の審査」と「広告案件の提携審査」の違い
- 審査に通らない場合に考えられる理由
- 申し込み前に準備しておきたいこと
- 審査に通らなかったときの対処法
審査基準が公表されていない部分については推測で断定せず、各ASPの公式情報と一般的な注意点を分けて紹介します。
アフィリエイトASPの審査とは?まず2種類を区別しよう
アフィリエイトASPの審査について調べると、会員登録の審査と広告案件の提携審査が混同されていることがあります。
まずは、それぞれの違いを理解しておきましょう。
ASPへの会員登録・メディア登録時の確認
1つ目は、ASPを利用するために会員登録するときの審査です。
ASPは、広告主と、広告を紹介するメディア(ブログ・Webサイト・SNSなど)を仲介するサービスです。
ASPに登録する際には、運営者の情報や広告を掲載するメディアの情報などを入力します。ASPによっては、登録された情報やサイトの内容を確認し、利用条件を満たしているか審査します。
例えば、次のような点が確認対象になる場合があります。
- 氏名や住所などの登録情報に不備がないか
- 登録したサイトやSNSが実際に閲覧できるか
- 利用規約や登録条件に違反していないか
- 登録するメディアの内容が利用条件に合っているか
ただし、すべてのASPが同じ審査を実施しているわけではありません。
例えば、A8.netは公式FAQでメディア会員の入会時審査はないと案内しています。一方、afbやバリューコマースでは、会員登録時にサイトの審査を実施しています。
このように、ASPによって登録条件は異なります。
ASPそのものの仕組みや役割について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
広告主の案件に提携申請するときの審査
2つ目は、ASPに登録した後、個別の広告案件に提携申請するときの審査です。
ASPに会員登録できたからといって、すべての広告を自由に掲載できるわけではありません。
広告案件ごとに広告主が掲載先のサイトやSNSを確認し、自社の商品・サービスを紹介する媒体として適切か判断する場合があります。
例えば、次のような広告案件があるとします。
- レンタルサーバーの申し込み広告
- クレジットカードの発行広告
- 転職サービスの登録広告
- オンラインスクールの申し込み広告
ASPに登録できていても、こうした個別案件の提携申請が承認されるとは限りません。広告主は、自社の商品やサービスとサイトの内容が合っているか、掲載条件を満たしているかなどを確認します。
A8.netの公式FAQでも、広告主による審査は、提携申請したWebサイトやブログ、SNSが広告素材の利用にふさわしいか判断するものと説明されています。
また、審査にかかる期間は広告主によって異なり、即日で終わることもあれば、数週間以上かかることもあります。
参考:A8.net公式:広告主によるメディア会員の審査とは?
ASPの審査に落ちる主な理由として考えられること
ASPの審査に通らなかった場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。ここでは、一般的に確認しておきたいポイントを紹介します。
サイトの内容や運営者情報が不足している
サイトの内容や運営者情報が十分に確認できない場合、審査に影響する可能性があります。例えば、次のような状態です。
- プロフィールや運営者情報が掲載されていない
- 問い合わせ先が分からない
- どのようなテーマのサイトなのか分かりにくい
- 記事がほとんどなく、サイトの目的を判断しにくい
ASPによっては登録時にサイトの内容を確認します。例えば、バリューコマースでは、登録審査の必須事項として、サイトのコンテンツを確認できることを挙げています。
ただし、プロフィールや問い合わせページがないことだけで必ず審査に落ちるとは限りません。
審査に申し込む前に、サイトの運営者や掲載内容が分かる状態にしておくとよいでしょう。
掲載内容が広告案件や媒体の条件に合っていない
広告案件の内容とサイトのテーマが合っていない場合も、提携が承認されない可能性があります。例えば、次のようなケースです。
- バイク整備が中心のブログで、関連性の低い美容サービスに申し込む
- 転職に関する情報がほとんどないサイトで、転職サービスに申し込む
- 広告主が指定する掲載媒体の条件を満たしていない
もちろん、異なるジャンルの広告を掲載できるかどうかは案件ごとに異なります。
そのため、サイトのテーマだけで提携できないと決めつけず、広告案件の詳細ページに記載されている掲載条件を確認しましょう。
特に、広告主が指定している対象者・掲載媒体・禁止事項は、事前に確認しておきたいポイントです。
広告主・ASPの掲載禁止事項に触れている可能性がある
ASPや広告主には、広告掲載に関する利用規約や禁止事項があります。例えば、次のような内容には注意が必要です。
- 法律や公序良俗に反するコンテンツ
- 他人の著作権や肖像権を侵害するコンテンツ
- 事実と異なる情報や誤解を招く表現
- 広告主が禁止している表現や掲載方法
- 不正なクリックや成果を発生させる行為
これらは一般的な注意点であり、具体的な禁止事項はASPや広告案件によって異なります。例えば、A8.netではメディア会員向けの利用規約や禁止事項を公開しています。
登録前だけでなく、登録後も規約を守ってサイトを運営することが大切です。
サイトが未公開・閲覧できないなど、確認が難しい状態になっている
登録したサイトにアクセスできない場合、審査そのものができない可能性があります。例えば、次のような状態です。
- サイトが非公開になっている
- URLの入力を間違えている
- 404エラーが表示される
- サイトの閲覧にログインが必要になっている
- 記事が公開されておらず、コンテンツを確認できない
バリューコマースでは、登録審査の必須事項として、登録したサイトのコンテンツが確認できることを明記しています。また、サイトのURLやメディア種別が正しく入力されていることも必要です。
ASPに申し込む前に確認・準備したいこと
ASPの審査に申し込む前に、サイトの状態や登録条件を確認しておくと安心です。ここでは、初心者が準備しておきたいポイントを紹介します。
ASPの登録条件と対象メディアを公式情報で確認する
最初に確認したいのが、登録したいASPの公式サイトに掲載されている登録条件です。
ASPによって、登録できるメディアや会員登録の手続きは異なります。例えば、次のような違いがあります。
※上記は各ASPの会員登録時の案内です。個別広告の提携審査や掲載条件とは別になります。
また、SNSやブログなど、登録するメディアの種類によって必要な情報が異なる場合もあります。自分が利用する予定の媒体が登録対象になっているか、申し込み前に公式情報を確認しましょう。
サイトの基本情報・問い合わせ先・プライバシー関連の案内を整える
ブログでASPに申し込む場合は、サイトの基本情報を整えておきましょう。準備しておきたいページや情報には、次のようなものがあります。
- プロフィール・運営者情報
- お問い合わせページ
- プライバシーポリシー
- 広告掲載に関する案内
これらすべてが、すべてのASPで一律に必須と定められているわけではありません。
しかし、運営者が誰なのか、どのような目的でサイトを運営しているのか、読者が問い合わせできるのかが分かる状態にしておくことは、サイトの信頼性を伝えるうえで役立ちます。
特に、広告を掲載する予定のブログであれば、プライバシーポリシーや広告に関する案内も確認しておきましょう。
読者に役立つ記事を用意し、内容や表示を確認する
ASPに申し込む前に、サイトに読者の役に立つ記事を用意しておきましょう。例えば、次のような記事です。
- 初心者向けの基礎知識を解説する記事
- 商品やサービスの選び方を紹介する記事
- 実際に使った商品のレビュー記事
- 読者の悩みや疑問を解決する記事
- 特定のテーマについて詳しく解説する記事
記事数については注意が必要です。ASPによっては、登録時に必要な記事数を明確に公表していない場合があります。
そのため、「10記事あれば必ず通る」「20記事以上必要」といった共通の基準は断定できません。
大切なのは、記事数だけを増やすことではなく、サイトのテーマや内容が分かり、読者に役立つ情報が掲載されていることです。
また、次の点も確認しておきましょう。
- 記事のタイトルと本文が一致しているか
- 誤字脱字や不自然な文章がないか
- 画像やリンクが正しく表示されているか
- 他サイトの文章をコピーしただけの内容になっていないか
- スマートフォンでも読みやすいか
焦って記事数だけを増やすよりも、まずはサイト全体を見直してから申し込むことをおすすめします。
申請する広告案件の成果条件・掲載条件を確認する
ASPへの登録が完了した後は、広告案件ごとの提携条件も確認しましょう。広告案件には、それぞれ成果条件や否認条件、掲載に関するルールが設定されています。
例えば、次のような項目です。
- 広告を掲載できるサイトやSNSの種類
- 広告を掲載する際の禁止事項
- 成果が発生する条件
- 成果が否認される条件
- 広告素材の利用条件
同じASPに掲載されている広告でも、広告主によって条件は異なります。
提携申請をする前に案件の詳細を確認し、自分のサイトで適切に紹介できるか判断しましょう。
「審査なし」のASPなら広告も自由に掲載できる?
「アフィリエイトASP 審査なし」と検索して、審査なしで利用できるASPを探している方もいるでしょう。
ただし、ここで注意したいのが、「何の審査がないのか」という点です。
例えば、A8.netは公式FAQでメディア会員の入会時審査はないと案内しています。しかし、これはすべての広告案件に審査がないという意味ではありません。
A8.netでは、個別の広告プログラムに提携申請すると、広告主による審査が行われる場合があります。
また、A8.netの会員登録後には、登録したサイトの内容によって「A8.netメディア会員募集プログラム」の提携承認が見送られる場合があります。これも個別プログラムの審査結果であり、A8.netの入会審査とは別のものです。
参考:A8.net公式:メディア会員になるための審査はありますか?
つまり、次の3つは区別して考える必要があります。
| 確認すること | 意味 |
|---|---|
| ASPの会員登録審査 | ASPの利用を開始するための確認 |
| 個別広告の提携審査 | 広告主が掲載先のメディアを確認する手続き |
| 広告の掲載条件 | 提携後も守る必要がある広告ごとのルール |
審査に通らなかったときの対処法
ASPの審査に通らなかった場合でも、すぐにアフィリエイトを諦める必要はありません。まずは、どの審査で否認されたのかを確認し、対応できる部分を見直しましょう。
登録審査か案件提携審査か、結果を確認する
最初に確認したいのは、否認されたのがASPの会員登録なのか、個別広告の提携申請なのかという点です。この2つでは、その後の対応が異なります。
| 否認されたもの | まずやること |
|---|---|
| ASPの会員登録 | 登録情報やサイトの状態を見直す |
| 特定の広告案件の提携 | その広告主が設定している掲載条件を確認する |
ほかの広告案件に提携申請できる場合もあるため、1つの案件に落ちたからといってASP全体が利用できなくなるわけではありません。
公式の条件・規約を読み直し、サイトを見直す
次に、ASPや広告主が公開している条件や利用規約を確認します。特に、次の点を見直してみましょう。
- 登録情報に入力ミスがないか
- サイトのURLが正しいか
- サイトが一般公開されているか
- 記事の内容が広告案件の対象に合っているか
- 利用規約や禁止事項に触れていないか
- サイトの基本情報が整っているか
審査理由が公開されていない場合は、原因を特定できないこともあります。その場合は、推測だけで判断せず、公式FAQや問い合わせ窓口で確認できる範囲を調べましょう。
再申請の可否や時期はASP・案件の案内に従う
審査に通らなかった場合、すぐに再申請できるとは限りません。ASPや広告案件によって、再申請の可否や手続きが異なるためです。
例えば、登録情報の修正が必要な場合と、広告主による提携審査で否認された場合では、対応方法が違います。
審査に落ちた理由が分からない場合でも、サイトの内容や登録情報を見直すことで、次の申し込みに向けた準備ができます。
これからASPに登録する方は、初心者向けのASPを比較した記事も参考にしてください。
アフィリエイトASPの審査に関するよくある質問
Q. ブログを始めたばかりでもASPに登録できますか?
A. ブログを始めたばかりでも登録できるASPはあります。
例えば、A8.netは公式FAQでメディア会員の入会時審査はないと案内しています。一方、afbやバリューコマースなど、会員登録時にサイト審査を実施しているASPもあります。
ブログを始めたばかりの方は、まず各ASPの公式サイトで登録条件を確認しましょう。記事数が少ない場合でも、必要な条件を満たしていれば申し込める可能性があります。
Q. 記事数が少ないと審査に落ちますか?
A. 記事数が少ないことだけを理由に、必ず審査に落ちるとはいえません。
ASPによって審査基準は異なり、必要な記事数を公表していない場合もあります。特定の記事数を目標にするよりも、サイトのテーマが分かり、読者に役立つ記事が掲載されている状態を目指しましょう。
また、記事数だけでなく、登録情報やサイトが正常に閲覧できるかといった点も確認しておくことが大切です。
Q. ASPの登録に落ちたら、別のASPに申し込めますか?
A. 別のASPに申し込める場合はあります。
ASPごとに登録条件や審査方法が異なるため、1つのASPで登録が承認されなかったからといって、ほかのASPにも登録できないとは限りません。
ただし、同じASP内での複数アカウントの登録を禁止しているASPもあります。例えば、もしもアフィリエイトでは、1人につき1アカウントのみ登録可能と案内されています。
過去に同じASPへ登録したことがある場合は、新規登録を繰り返すのではなく、公式ヘルプを確認しましょう。
Q. ASP登録後、すべての広告をすぐ掲載できますか?
A. ASPに登録できても、すべての広告をすぐに掲載できるとは限りません。
広告案件によっては、広告主への提携申請が必要です。提携申請が承認されると、広告リンクを取得して掲載できるようになります。一方で、申請後すぐに提携できる広告案件もあります。
案件ごとに条件が異なるため、広告リンクを取得する前に提携状況や掲載条件を確認しましょう。
まとめ:審査の種類と公式条件を確認してから申し込もう
アフィリエイトASPの審査について解説しました。
重要なのは、ASPへの会員登録審査と、個別広告案件への提携審査を区別することです。
今回のポイント
- ASPの会員登録時に審査があるかどうかはサービスによって異なる
- ASPに登録できても、個別広告の提携審査に通るとは限らない
- 審査に落ちる理由はASPや広告主によって異なる
- 必要な記事数などを一律の基準として考えない
- 申し込み前に公式サイトで登録条件や利用規約を確認する
- サイトの基本情報や記事の内容を整えてから申請する
特に初心者の方は、「審査なし」という言葉だけでASPを選ばず、どの手続きに審査がないのかを確認することが大切です。
まずは自分のブログに合ったASPを選び、登録条件を確認したうえで申し込んでみましょう。
これからアフィリエイトを始める方は、ASPの比較だけでなく、ブログの準備から広告掲載までの流れも理解しておくと安心です。


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