外貨預金と外国為替証拠金取引(FX)の違い
今の日本の金利が低すぎて、銀行にいくら預金してももらえる利息は雀の涙。。。
ならば、少しリスクはあるけど外貨預金で賢く資産運用したいと考えているサラリーマン、主婦が急増しています。
でも、ほんの5分ほど待ってください。
外貨預金よりも数倍のポテンシャルを秘めた外国為替証拠金取引(FX)という金融商品があるのをご存じでしょうか?
「えっ!?FXって一瞬で財産を失うとか怖い話をきくんだけど・・・」
そんなイメージを持っている方も少なくないんですが、それはFX特有の「レバレッジ」をいうものを多く使って、少ない資金で大きな金額を取引した場合に起こりやすくなるんですね。
(ただ、このFXの魅力にひかれて始める方も多いです)
ところが、このレバレッジを使わず1倍にすることで、リスクは外貨預金の同じになるんです。
すみません、ちょっと長くなりましたが「外貨預金」と「外国為替証拠金取引(FX)」の違いについてまとめてみます。
外貨預金と外国為替証拠金取引(FX)の違い
リスク為替変動とレバレッジ為替変動と金利リスク管理多彩な注文方法でコントロールできるリスクコントロールは難しい資金の安定性全額または一部信託保全が義務付けられている預金保護制度の対象外
外国為替証拠金取引(FX) | 外貨預金 | |
---|---|---|
取り扱い | 証券会社・FX会社 | 銀行 |
取引方法 | 買い・売り両方 | 買いのみ |
取引レート変動 | 24時間変動 | 1日1回(銀行が発表) |
為替手数料 | ほとんどのFX業者が無料 | 片道1円以上(米ドル/円) |
取引時間 | 土日を除く24時間 | 銀行の営業時間内 |
取引期限 | なし | 満期あり |
利益機会 | 円高・円安どちらも可能 | 円安に動いた時のみ |
金利の受取 | スワップポイントとして毎日受取 | 満期時または解約時 |
資金効率 | レバレッジ運用可能 | レバレッジなし |
取り扱い通貨 | メジャーからマイナー通貨まで | 基本はメジャー通貨 |
換金性 | 自由に換金可能 | 購入日以降に解約可能 |
外貨預金にはないFXの優位点・魅力
手数料が断然安いのはFX
FXの最大魅力は金融商品の中でコストが断然安いところにあります。
外貨預金では通常大手銀行では、米ドルを買うと1米ドル片道1円の手数料がかかります。
FXでは手数料は無料のかわりに、スプレッドという売りと買いのレートの差がコストとなります。
ただ、このスプレッドはFX会社によって異なりますが、米ドルだと0.3銭~1銭程度と非常に安いです。
外貨預金では米ドルを買う時に1万円の手数料がかかりますが、
FXでは300円~1000円程度とコストの桁が違ってきます。
当然決済するときも同じ手数料がかかりますので、単純に2倍ということになります。
24時間取引できる
FXでは24時間売りと買いのレートが提示されているので、売買のタイミングを逃すことがありません。
取引後に相場が急変しても柔軟に対応できます。
ところが外貨預金は相場は常に動いているのに、1日1回しかレートが提示されないので、
チャンスを逃してしまったり、取引したあと相場が急変してしまったときに対応できずに大きな損失を出すことがあります。
レバレッジが使える
FXではレバレッジが使えますので、少ない資金でも大きなお金を動かすことができます。
ただ、レバレッジを高くすればリスクも高くなります。
買いだけではなく売りからも入れる
FXでは買いだけではなく、売りから入ることもできます。
外貨預金では円高から円安に進む時にしか利益が出なかったですが、
FXについては円高・円安の両局面で利益を狙うことができます。
取引できる通貨ペアが多い
高金利のマイナー通貨の取引ができます。
これによってスワップポイント狙いでいろいろな投資戦略を立てることができます。
このように外貨預金に比べると、FXのほうが断然有利なんです。